ベストアニソンまとめ~80年代~

右肩上がりだった日本の経済成長も落ち着き、いわば「安定期」に入った1980年代の日本社会。アニメの世界ではたびたび、苦悩する主人公が描かれ始めます。後半にはバブル期が訪れ、作品の中にも豪華さが増してくることもありました。このような変化の中で、アニソンもそれまではとは異なった歌手たちが多様なテイストで歌うようになりました。1980年代のアニソンは、それまでと同様に作品の世界観を映したものと、歌謡曲やポップ調の曲に分けることができます。

 

クリスタルキング

愛をとりもどせ!!

北斗の拳 プレミアムベスト

おなじみ世紀末救世主(この言葉が結構好きです)を描いた名作、「北斗の拳」(1984年~)のOPです。原作やアニメを見ていない女子の方にさえも、この曲はよく知られています。ケンシロウが行く先々で味わう苦難と、そこにちりばめられている「愛」をうまく表現できていると思います。彼らの楽曲ではおなじみの高音域をカラオケで出すのは至難の業。クリスタルキングはこのアニメでは他にも、『ユリア 愛のテーマ』なども歌っています。また、続編である「北斗の拳2」の主題歌『TOUGH BOY』も聴いてほしいところです。
~おまけ~

吉木りさ&ヒャダイン

シフトと時給と、ついでに愛をとりもどせ! !

シフトと時給と、ついでに愛をとりもどせ! !

名前からお察しの通り、『愛をとりもどせ!!』のパロディソングです。作品自体がパロディ(公認)の「DD北斗之拳」のOPです。ちなみにパロディだけあって、本物のほうを観たことがないと笑いのネタをつかむのに苦労するかもしれません・・・主題歌であるこの曲では、グラドルの吉木りさが歌うまいです!「あたたたたたたたたたたた、温めますかあ~?」
 

高橋洋樹

魔訶不思議アドベンチャー!

ドラゴンボール 全曲集

ドラゴンボール」(1986年~)のOPです。みなさんご存じのはずなので、特に説明は不要ですね。今や世界中でこの作品が知られることとなりましたが、この歌のほうは各国で大ヒット・・・というわけでもなく、主題歌は輸出先の国によって大幅にアレンジされ、別の曲になってしまう始末になったり、メロディはそのまま現地語に訳された場合でも、わけのわからない空耳が聞こえてきたりなど、個性豊かです。一方の日本では、一時期これの替え歌ではやった、ユースケ・○ンタマリアなる人物が某バラエティ番組にいたこともお忘れなく(笑)
 

TM NETWORK

Get Wild

TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999

シティハンター」(1987年~)のEDです。都会的な雰囲気を聴けば、バブル期のイメージが漂ってきます。今でもこの曲は事あるごとにカラオケで歌われる定番のようです。ちなみに小室哲哉がいたTMNの楽曲ということだけあって、後にglobeがカバーしています(こういった場合はセルフカバーと言えるのでしょうか)が、それだけではなく、1999年にも再録音されています。

 

 

影山ヒロノブ

CHA-LA HEAD-CHA-LA

ドラゴンボールZ ベスト ソング コレクション “LEGEND OF DRAGONWORLD”

ドラゴンボールZ」(1989年~)のOPとして、こちらも超定番曲。この歌が主題歌として使用された期間は、なんと4年5か月!驚異的な長さです(むしろ「DBZ」が長期にわたって放送されていたことの裏付けです。本編自体は1996年までの7年間放送され、「ドラゴンボールGT」へ引き継がれます)。昔はこの歌のフレーズ「何が起きても気分はへのへのカッパ」がよく頭に浮かんでたような・・・この後に同作品の新たなOPとして使われることとなる『WE GOTTA POWER』と合わせて、影山ヒロノブのイメージが強まりました。
 

いんぐりもんぐり

ぶぁいYaiYai-おぼっちゃまくんのテーマ-

  おぼっちゃまくん」(1989年~)のOPです。「ともだち○こ」などのフレーズも、今では知っている方も少なくなってしまいました。「お下品なアニメ」と言えば「クレヨンしんちゃん」とされがちですが、こちらのほうが前で、しかも当時は結構流行っていたのだから、厄介な話です(笑)しかしありとあらゆる種類の資産を持っていて、果ては自前で陸・海・空の軍隊も持っている御坊家って、いったい何で稼いで大金持ちなんでしょう?